木の家設計作法‐其の63【縁側-1】

「夏は縁側で西瓜を食べたい」というのはよく理解できます。
種を飛ばしながら食べるのが醍醐味だからです。


「童部の家」(格子のある家、切妻屋根の家) 詳しくはこちら

こうした縁側の使い方もありますが、元来は自然鑑賞によく使われていました。
残暑も過ぎ、大気も冴え冴えとして透明感が月面に映える頃の中秋の名月などはやはり外気の中で見たいものです。

桂離宮の古書院の月見台は、近景、遠景を様々な工夫を施すことにより、月を愛でる気持ちが自然と湧いてきます。

このように、縁側の提案だとしても、単にそこで何をしていただきたいかだけでなく、
どのように感じていただきたいか、を考えるような場面のご提案を心掛けたいと思います。