童部の家

わらしべのいえ
ご主人、奥さまの子供の頃の記憶にある、懐かしさのある雰囲気や、優しく、ご家族を包み込んでくれるような、ぬくもりを感じていただけるような家であるようにとの思いで設計をさせていただきました。
童部、と言いますと、東北地方に伝わる縁起の良い座敷わらしのお話や、巡りあわせで、だんだんと富を得ていく、わらしべ長者などを連想します。どちらも縁起の良いお話です。
童部(わらしべ)とは、今回、子供たちと言う意味で名付けさせていただきました。壁に格子、2階廊下をスノコにし、1,2階のつながりや、開放感をだしました。玄関を開けると格子越しに南の庭まで抜けます。窓は木製の2間開口にしました。子供の頃のおもいで記憶を思い出す事は、必要不可欠で、とてもいいモノです。子供の頃の楽しかったおばあちゃんの家の記憶のように、今度は、お子様たちが、ご家族とのこの家での暮らしで、たくさんの素敵な思い出ができることを願います。大切なシーンを飾れますように。