木の家設計作法‐其の64【高さの設計-1】

室内の高さの設定は、慎重に行います。
まずは住まい手がその部屋でどのように過ごすされるかということから考えます。

和室のように座ったり寝転がったりすることが多く、それが4畳半のように、
少し小さめの部屋であれば、天井はあえて少し低めに設定することあります。
逆に開放感を味わいたい広めのリビング空間の場合は天井の高さは高めに設定します。


「山嶺露の家」(現代数寄屋の家・茶室のある家)

このように、住まい手の要望、過ごし方、空間の広さとのバランスなどの要素を加味して、
高さについては矩計図という30分の1のスケールの図面をまずはスケッチで描きながらじっくり検討しています。


「月こよひの家」(矩計図)