岡崎市の木の家工務店から 豊田市美術館の印象。~スタッフのひとりごと-其の4~

こんにちは!

豊田市美術館で開催されたモンドリアン展のことを今週の月曜日に紹介させていただきましたが、今回は、その開催場所である豊田市美術館のお話をしたいなと思います。良かったら見ていってください!(笑)

 

愛知県豊田市にある豊田市美術館ですが、設計者は建築家の谷口吉生さんという方で、1995年に開館されました。

比較的新しい20世紀の美術品を展示されている印象があり、新しい作品もどんどん展示されている活気ある凄い美術館といった印象があります(なんとなく上から目線ですみません)。

 

そして、この美術館を設計された谷口吉生先生も凄い建築家であり私からするとレジェンド的存在です。純粋なモダニズム建築を設計されている方だと私は考えていて、愛知県から割と近いところだと、静岡県浜松市の松韻邸や、掛川市の資生堂アートハウスがあります。このような時期なのでなかなか遠出はできませんが落ち着いたら見に行くのも良いかもしれません。

また、モダニズムとは近代主義ということです。皆さんよくモダンという言葉を聞かれると思いますが、これはモダニズムから来ている言葉です。このモダニズムについてはまた今度~スタッフのひとりごと~でお話しできたらいいなと思ってますので良かったら見ていってください!!

 

話がそれてしまいましたが豊田市美術館に行ってきた印象をお話しさせていただきます!

まず、このアプローチを撮った写真だけでもわかるかもしれませんが、とてもスケールが大きい美術館でした。

室内に入るとより巨大な空間が広がっており、壁面も膨張色の白色なので実際よりも更に広く感じました。

そんな広い空間が続くかと思えば、この上の画像のようなこぢんまりした小さな空間もあり、両極端と行った印象を受けました。しかしだからこそ巨大な空間がより巨大に、小さな空間がより小さく見えたのかもしれません。

美術品はほぼ全て巨大な空間に展示されておりましたので、壁や天井などの余分な情報はカットして展示物だけに集中してもらうためにそんな空間にしたのかもしれませんと個人的に思いました。そしてふとしたときに空間を見ると巨大で柔らかい空間が広がっていて非日常感を味わえる、そんな意図もあるのではないかなと思いました。

この上の画像の案内も繊細に作ってあり、おぉっと思って思わず撮ってしまいました。

この上の画像は石材のような外壁材なのですが、材を一つ一つ重ねてつけるのではなく少しずらして、離して、そうして設置しているところにこだわりを感じました。細部までとことんこだわっている凄い建築なんだなと思いました。

そして豊田市美術館の庭園は、ピーターウォーカーというランドスケープデザイナーが設計されたものです。

碁盤のようにマス目に見える芝と砂利が見事に組み合わさっているなんとも言えない凄い場所でした。さも当然のように豊田市美術館とマッチしており、所々に点在しているオブジェが存在感を放っていました。

そしてこのピーターウォーカーさん、私が大学時代にお世話になっていた先生が勤務していた事務所の所長でもあり、なにかの縁を感じたりもしました。(笑)