居心地の良い家のつくりかた【窓の役割】~木の家設計作法-其の353~

住まい手にとって、窓はとても大事な役割を果たしています。

まず考えられる大きな役割としては、昼光を入れること、そして風を入れることです。

そしてもうひとつ、遠くの景色、借景や庭を取り込むことで生活を豊かにするという役割もあります。

「風光る平屋」(中庭のある平屋・ガレージがある平屋) 詳しくはこちら

 

最近では省エネを推進する温熱環境の観点から、窓の設置は不利な条件になってしまう為、

少なくした方が良いとか、開けないほうが良いという考えもあります。

確かに開口部、窓は建物の温熱環境にとって、一番の弱点でもありますので、

意味なく不用意に開けることは、悪い温熱環境や消費エネルギーの増加につながってしまいます。

 

私たちは、設計の初期の段階において、シュミレーションソフトにより、

それぞれの家の将来の温熱環境と光熱費をしっかりシュミレーションをしています。

 

そのシュミレーションをしながら、住まい手に合ったちょうど良い温熱環境をご提案させていただくと同時に、

単純に性能的数値にとらわれることなく、開口部を設けたり、窓を開けることによる数値では表せない

五感で感じる感覚的な心地良さというものもご提案もさせていただいております。

 

「季憶をつつむ家」(中庭のある平屋・ガレージがある平屋) 詳しくはこちら