【隠れた力持ち】~スタッフのひとりごと-其の72~

こんにちは。

最近、現場になれてきたのでしょうか、

重たいものを持てるようになってきている和出です。

 

現在、豊明市【悠悠閑閑の家】では現在1階天井にプラスターボードが張られ始めました。

 

プラスターボードについては以前、〝職人からの目線〟で、

大工の長谷川が紹介していますのでよろしければご覧下さい。

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そんなプラスターボードですが、

天井裏ではどうやって固定されているのかご存じですか?

今回は、プラスターボードを固定している〝野縁(のぶち)〟についてご紹介させていただきます。

 

〝野縁〟とは天井の裏側にある骨組みのことで主に仕上材やプラスターボードを張りつけるために使用します。

サン工房では30mm×40mmの丈夫な杉材を使用しております。

 

壁のプラスターボード下地では内胴縁が使用されていますが、

それと比べても分厚いのが野縁の特徴であります。

こちら上↑の写真は長谷川大工が施工したものになります。

右側がプラスターボードを張る前、左側が張った後の写真になります。

このように野縁を配置していくのですが、こちらは303mmピッチで配置しております。

 

プラスターボードが張られていると、必ずと言っていいほど、このような↑鉛筆で書いた線が見えると思います。

この鉛筆の線、気になったことありませんか?

 

プラスターボードは野縁に固定しているので、野縁のピッチ似合わせて、

303mmピッチでこの線を書き、それに合わせるように釘でボードを留めていきます。

この線の裏側には野縁が伸びているということですね。

 

話は少し変わりますが、野縁自体は梁に固定しています。

では、梁のピッチが長いときはどうするか。

そのまま野縁を付けたら重力によってたわんでしまいます。

 

そのため、吊り木というもので固定します。

上から野縁がつるされているのがわかりますでしょうか。

(こちらの写真はサン工房で施工している現場ではないのですが吊り木がわかりやすかったのでフリー画像をもってきました)

 

いかがでしたでしょうか。

 

現在、【悠悠閑閑の家】では施工途中見学会を開催しておりますので、

今日ご紹介させていただいた〝野縁〟やその他の素材などもブログ以上に詳しくご説明させていただける機会となっております。

よろしければこの機会に是非お越しいただけたらと存じます。

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