【優れもの】~新米設計士のひとりごと-其の23~

こんにちは。

昨日今日から風が冬の空気になってきたと感じている和出です。

そんなときに偶然、愛知県稲沢市の【和敬静寂の家】で断熱材の施工をしていたので

こちらのご紹介をさせていただきます。

今回は、壁と天井に吹き込むセルロースファイバー断熱材のご紹介です。

セルロースファイバーとは主に新聞紙を材料とした自然素材の断熱材で、

もっと言いますと木質系繊維の断熱材となります。

そこに難燃剤を添加することで火に強い断熱材が出来上がります。

吹き込み方法としては、

上の写真のように柱と柱の間などに

専用のシートを張り、空間を作ります。

最後に、出来た空間にセルロースを吹き込んで施工が完了します。

 

実際に触ってもわかるのですが、

この断熱材はかなり張り積めて入れていきます。

工事が完了すると離れていてもわかるほど張った状態になります。

 

たくさん張り積めることによって防音性も増していきます。

施工中の現場では、

セルロースを施工する前と後では

雨音の聞こえ方が全然違います。

施工後はとても静かになります。

また、本来の目的である断熱性だけでなく、

調湿性も優れております。

 

セルロースの原料は木質なので、

木と同じで湿気を吸ったり吐いたりすることが出来ます。

 

その事から調湿性にも優れ、

結果、白蟻やカビを予防でき長持ちする家になってきます。

 

感覚的なとこで言いますと、

夏のジメジメとした湿気なども

抑えられサラッとした空気感になります。

 

いかがでしたでしょうか。

今回はセルロースファイバー断熱材についてご紹介しましたが、

 

断熱材は世の中に多くあり、

セルロースだけでなく、

良い断熱材もまだ沢山ありますので

またご紹介させていただけたらと思います!