スタッフブログ
2026/07/09
家づくりで忘れがち。でも暮らしを豊かにする設備と収納
家づくりの打合せでは、間取りやキッチン、外観デザイン、性能などに意識が向きがちです。
もちろんそれらは大切な要素ですが、実際に住み始めてから満足度を左右するのは、意外にも「どこに何をしまうか」という収納計画や、日々の暮らしを支える小さな設備だったりします。
単純に収納をたくさん増やすだけではなく、暮らしの動線に寄り添い、自然に片付き、家事が楽になり、庭や外とのつながりまで含めて心地よく過ごせる住まいこそ、使い勝手が良い家といえるのではないでしょうか?
今回は、完成してから「やっておいて良かった」と感じることの多い設備や収納についてご紹介します。
収納は「量」より「置き場所」

収納計画というと、「たくさん収納をつくりたい」と考えがちです。
しかし実際には、収納量よりも「使う場所の近くにあること」の方が重要です。
例えば掃除機。
収納量が十分にあっても、使うたびに二階へ取りに行かなければならないと、次第に出しっぱなしになってしまいます。
また、最近だと充電式のもの、引っ掛けて片付けるスティックタイプの掃除機も人気ですね。
良い収納とは、使ったものを自然に元へ戻せる収納です。収納するモノ、使う頻度、使う場所まで考えて計画することで、暮らしやすさは大きく変わります。
1. 外部収納

家づくりの打合せでは見落とされがちですが、住み始めてから必要性を感じることが非常に多い収納です。
収納したいものは、
- ホース
- 高圧洗浄機
- 脚立
- BBQ用品
- 子どもの外遊び道具
- 園芸用品
- 冬用タイヤ
- 長靴
- 剪定ばさみ
- 芝刈り機
- 肥料
- ホース
などさまざまです。
庭を楽しむ家ほど、屋外で使う道具は増えていきます。
後から物置を置くこともできますが、建物と一体で計画しておくことで、庭の景観を損なわず、美しく使い続けることができます。
また愛知県でもスタッドレスタイヤをお持ちのご家庭は少なくありません。
ところが計画時には、「タイヤをどこに置くか」まで考えられていないことが多いのです。
気が付けばカーポートの隅や庭先に積み上がっていることも。
外部収納やガレージ収納、土間収納の一角など、最初から置き場所を決めておくと安心です。
2. 玄関クローク

玄関収納は靴だけをしまう場所ではありません。
最近では、
- コート
- レインコート
- 傘
- ベビーカー
- 通園バッグ
などを収納する場所として活用されることが増えています。
帰宅後すぐに片付けられるため、リビングが散らかりにくくなります。
3. 掃除機収納
コードレス掃除機が主流になった今、収納よりも大切なのは充電場所です。
コンセントを設けずに収納だけ計画すると、
結局リビングの隅に置きっぱなしになることも。
ロボット掃除機を採用する場合も同様です。
収納とコンセントはセットで考えることをおすすめします。
4. 防災用品収納
非常食や飲料水、ポータブル電源など、防災用品は年々増えています。
しかし、「とりあえず押入れへ」では、いざという時に取り出せません。
また、ウオーターサーバーなど普段使いながら非常用も兼ねてストックしておくものは
玄関やパントリー近くなど、持ち出しやすい場所を確保しておくことや
扉の有無や仕様も検討することが大切です。
7. 充電ステーション
現代の暮らしでは、
- スマートフォン
- タブレット
- モバイルバッテリー
- ノートパソコン
など、充電が必要な機器が増えています。
家族それぞれが好きな場所で充電すると、配線も散らかりがちです。
一箇所に集約した充電スペースを設けることで、家の中が驚くほどすっきりします。
8. パントリーのコンセント
パントリーをつくっても、コンセントを忘れてしまうケースがあります。
実際には、
- 炊飯器
- コーヒーメーカー
- ホットプレート
- 電気ケトル
などを使うことも多く、非常に便利なスペースになります。
収納だけでなく使い方まで想像することが大切です。
また安全のことを考慮すると200Vの専用回路コンセントを設置するとよいでしょう。
9. 季節家電収納
収納計画で忘れがちなのが、
- 扇風機
- 加湿器
- ストーブ
などの季節家電です。
これらは意外と大きく、押入れの奥で場所を取ります。
収納するモノの寸法まで考えて計画しておくと、後々困りません。
暮らしに合わせて収納を考える

収納計画に正解はありません。
キャンプが趣味の方ならテントやクーラーボックスの収納が必要ですし、庭づくりが好きな方なら園芸用品の収納が必要です。
「何帖の収納があるか」というより「自分たちの暮らしに必要なモノの居場所があるか」
また、本当に必要な物が仕舞われているかについても、家づくりのタイミングで一度家族で話し合ってみる良い機会かもしれません。
家づくりを考える際は、ぜひ「何をしまうか」「どこで使うか」も一緒に考えてみてください。
住み始めてからの快適さが、きっと大きく変わるはずです。
(ササキ)