岡崎市の工務店から 住まいづくりの精神【人が主と書いて「住む」】~木の家設計作法-其の442~
江戸時代の格言にこんな言葉があります。
「主(あるじ)が7分で、匠(たくみ)が三分」。
主は住まい手、匠は設計者や大工のこと。
つまり、いい家を建てたいと思うのならば、
このぐらいのバランスで、という戒めです。
確かに、つくり手が前に出た家は、
いい家がないというのは、本当だと思います。
人が主と書いて「住」とは言い得て妙です。
住まい手の思いを受け止め、水面下で汗をかき、
誠意を注ぎ、創意工夫を凝らしながらも、
やはり隅々に「主」の思いが行き渡った住まいであることが、
私たちの目指すしごとです。
これからもそんな家づくりを住まい手と一緒に
進めていけたらいいなと思っています。
代表:袴田英保
「一竿風月の家」(ウッドデザイン賞2020受賞・瓦の大屋根の家) 詳しくはこちら