一竿風月の家

いっかんふうげつのいえ
一竿風月(いっかんふうげつ)とは自然の中で悠々自適に過ごすこと。「竿」は釣り竿、そして「風月」とは風流を示します。西は多米峠の山々、東は浜名湖、風光明媚な景色に囲まれたこの家は、まさに一竿風月という言葉にふさわしい暮らしを愉しめる住まいです。漁師のご主人にとって、まさにこれまでの「一竿」はご家族を養うために命を懸けたものだったかもしれません。しかしこれからは人生という名の湖にゆったりとした構えで釣り糸を垂れる「一竿」であって欲しいと願っています。(ウッドデザイン賞2020 受賞)