メニューを開く

メガメニュー を開く

このページの先頭にもどる

メガメニュー を閉じる

コラム

  • 暮らし方のすすめ
  • 暮らしのこと

2026/06/15

建築と庭が一体となることで、暮らしはもっと豊かになる~人を招く庭、ガーデンリビングのすすめ~

建築と庭が一体となることで、暮らしはもっと豊かになる~人を招く庭、ガーデンリビングのすすめ~

深い軒の下に、もうひとつの居場所をつくる

家づくりを考えるとき、多くの方はリビングやダイニングなど、室内の空間に意識を向けます。

もちろん、それらは家族が多くの時間を過ごす大切な場所です。

しかし、私たちは「暮らしの豊かさ」は建物の中だけで完結するものではないと考えています。

窓の外に広がる庭。

季節の風が通り抜ける軒下。

家族や友人が自然と集まる半屋外の空間。

そんな内と外をゆるやかにつなぐ場所があることで、住まいの楽しみ方は大きく広がります。

そこでおすすめしたいのが、庭をもうひとつのリビングとして楽しむ「ガーデンリビング」という考え方です。


日本の家にはもともとガーデンリビングがあった

近年、「アウトドアリビング」や「テラスライフ」という言葉を耳にする機会が増えました。

しかし実は、日本の家には昔からそれに近い空間がありました。

縁側や広縁です。

庭を眺めながらお茶を飲む。

近所の方と立ち話をする。

子どもたちが庭と家を行き来して遊ぶ。

縁側は、室内でもなく屋外でもない「あいだの空間」として、日本人の暮らしを支えてきました。

現代の住まいでも、この考え方は十分に活かすことができます。


深い軒がつくる心地よい居場所

ガーデンリビングを計画する上で欠かせないのが「深い軒」です。

夏の強い日差しを遮りながら風を通し、

雨の日でも庭とのつながりを感じられる。

深い軒の下には、不思議と人が集まりたくなる心地よさがあります。

春には庭の新緑を眺め、

夏には夕涼みを楽しみ、

秋には月を愛で、

冬にはやわらかな陽だまりを感じる。

深い軒は、日本の気候風土の中で育まれた知恵であり、暮らしを豊かにする大切な要素でもあります。


土間リビングから庭へつながる暮らし

私たちがおすすめしたいのは、リビングからそのまま庭へとつながる土間空間です。

靴を脱がずに使える土間は、室内と庭を自然につなぐ役割を果たします。

休日にはお気に入りの椅子を置いて読書をしたり、

友人が訪れた際には気軽に腰掛けてもらったり。

庭仕事の合間にひと休みする場所としても活躍します。

土間は使い方を限定しないからこそ、暮らしに自由さと豊かさを与えてくれます。


広縁という贅沢

現代住宅ではあまり見かけなくなりましたが、広縁には独特の魅力があります。

リビングの延長として使うこともできれば、一人で静かに過ごす場所にもなる。

季節の良い日は窓を開け放ち、庭と一体になった空間として楽しむこともできます。

広縁は部屋数には数えられないかもしれません。

しかし、暮らしの豊かさという意味では、何にも代えがたい価値を持っています。


ウッドデッキは庭への入り口

庭をもっと身近に楽しむなら、ウッドデッキもおすすめです。

朝食を楽しむ場所として。

子どもの遊び場として。

友人を招いて食事を囲む場所として。

ウッドデッキは庭との距離をぐっと近づけてくれます。

リビングの延長として計画することで、室内の広さ以上の開放感を感じることができます。


人を招きたくなる家になる

深い軒のかかる土間。

庭へと続く広縁。

木陰を楽しむウッドデッキ。

こうした空間があると、不思議と人を招きたくなります。

家族だけで楽しむのも良いですが、友人や親戚が集まることで、家はさらに豊かな場所になります。

庭でコーヒーを飲む。

夕暮れに食事を囲む。

子どもたちが芝生を走り回る。

そんな何気ない時間が、住まいの価値をより深いものにしてくれます。


住まいの面積ではなく、暮らしの広がりを考える

家づくりでは、どうしても帖数や部屋数に目が向きがちです。

しかし、本当に豊かな住まいとは面積の大きさだけで決まるものではありません。

庭とつながる居場所があること。

外で過ごす時間を楽しめること。

季節や自然を身近に感じられること。

そうした体験が、日々の暮らしを豊かにしてくれます。


まとめ

ガーデンリビングとは、特別な空間をつくることではありません。

深い軒の下に土間を設ける。

広縁をつくる。

ウッドデッキを庭へとつなげる。

そんな少しの工夫によって、住まいの楽しみ方は大きく変わります。

日本の家が昔から大切にしてきた「内と外をつなぐ暮らし」。

その考え方を現代の住まいに取り入れることで、家は単なる建物ではなく、人が集い、季節を楽しみ、豊かな時間を育む場所になっていくのです。

私たちは、リビングの広さだけではなく、その先に広がる庭との関係まで含めて設計することが、これからの豊かな住まいづくりだと考えています。

一覧へ

お問い合わせ

心より、皆様をお待ちしております。

お電話でのお問い合わせ

株式会社サン工房・スタジオ 
〒444-0921 愛知県岡崎市中岡崎町6番地1 
営業時間 / 9:00 ~ 18:00