スタッフブログ
2026/06/04
子どもの頃に好きだった家を覚えていますか?

~理想の住まいは、意外と昔の記憶の中にある~
家づくりを考え始めると、多くの方が間取りや設備、性能について調べ始めます。
もちろん、それらは大切な要素です。
しかし私たちは、お客様との家づくりの打合せで、少し変わった質問をすることがあります。
「子どもの頃に好きだった場所や家を覚えていますか?」
実は、その答えの中に、その人らしい住まいづくりのヒントが隠されていることが少なくありません。
子どもの頃の記憶は、暮らしの原点

祖父母の家の縁側でおやつを食べ、庭に駆け出し遊んだこと。
夏休みに昼寝をした畳の部屋。さらさらとした、い草の肌触り、香ばしいにおい、時折そよぐ風。
夕暮れ時に家族が集まった食卓。祖母や母のそばでお手伝いをするのが楽しく、食事を準備する音やにおいに嬉しい気持ちになった夕方。
木漏れ日が差し込む窓辺。ひとり、葉音に耳を傾け静かに本を読んだり。
特別な建物ではなくても、なぜか心地よかった場所を覚えている方は多いのではないでしょうか。
その記憶は、単なる思い出ではなく、「自分にとって居心地の良い空間」の原点かもしれません。
好きだったのは「家」ではなく「体験」かもしれない

振り返ってみると、
・大きな窓から庭が見えた
・家族の気配を感じられた
・木の香りがした
・縁側で風を感じられた
など、好きだった理由は建物そのものではなく、その場所で感じた体験であることが多いものです。
家づくりにおいて本当に大切なのは、間取りを真似することではなく、その心地よさを現代の暮らしにどう再現するかです。
なぜ私たちは昔ながらの家に懐かしさを感じるのか

昔の日本の家には、
・深い軒
・縁側
・障子
・庭とのつながり
・自然素材
といった工夫がありました。
それらは見た目のデザインだけではなく、光や風、季節を感じながら暮らすための知恵でもあります。
だからこそ、現代の住宅でも取り入れることで、どこか懐かしく落ち着く空間になるのです。
サン工房・スタジオが大切にしていること

私たちは家を設計する前に、お客様の暮らしの背景や価値観を丁寧にお聞きします。
子どもの頃の思い出。
好きな風景。
落ち着く場所。
旅先で心地よかった宿。
そうした話の中から、その人らしい住まいのヒントを探していきます。
家は単なる箱ではなく、人生を重ねていく場所だからです。
あなたが本当に住みたい家とは

最新の設備や流行のデザインも魅力的です。
しかし、長く住み続けて心地よい家になるかどうかは、もっと根本的な部分にあります。
もし家づくりを考え始めたら、一度思い出してみてください。
「子どもの頃に好きだった場所はどこだっただろう。」
その記憶の中に、あなたらしい住まいの答えがあるかもしれません。
まとめ
理想の住まいは、住宅展示場やSNSの中だけにあるわけではありません。
それは、自分自身の記憶や体験の中に眠っていることがあります。
家づくりとは、新しい家をつくることだけではなく、自分らしい心地よさを見つけ直すことでもあるのです。
(ササキ)