木の家の工務店として残したいもの【格子の働き】~木の家設計作法‐其の278~
日本の家、特に町家などの表構えにおいて、格子は様々な役割を担ってきました。
その中でも日本人が好んで格子を用いたのは、内と外をつなぎながら隠すということができたからだと思います。
街行く人や近所の人を遮断するのではなく、隙間から少しだけ垣間見れることにより、寄りやすくなる。
そんな働きが格子にはあります。
そこには、社会や地域との関わりの中で生きてきた日本人の心持ちが宿っているのではないかと思います。
私たちもそんな格子の働きを意識して、格子を用いていきたいと思います。
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