愛知県岡崎市の木の家工務店より 魅力的な家のつくりかた【内に外がある家】~木の家設計作法-其の443~
開放的な暮らしをしながら、
プライバシーを確保する方法のひとつとして、
「内に外を取り込む設計」があります。
その代表的なものとして、家の中央に空とつながった庭(中庭)をつくるやり方があります。
これはある意味贅沢で究極な設計手法です。
敷地もある程度余裕がなくてはできません。
あこがれのコートハウスと言ってもいいでしょう。
中庭を取り囲むようにそれぞれの部屋を配置することで、
道路や隣家に面した居室では、
窓の大きさを最小限にしたり、
外から目の届かない高所に配置して、
プライバシーを確保しながらも
中庭から十分な採光や通風を得られます。
また中庭のデッキやテラスでは、
周囲の目を一切気にせずにくつろぐこともできるでしょう。
遠くの景色は見えませんが、
夜空を切り取った中で見る星は格別です。
敷地条件と住まい手のご要望などを踏まえながら、
中庭形式にするメリットがあれば、
積極的に「内に外を取り込む設計」をご提案したいと思います。
代表;袴田英保
「あかりをつつむ平屋」(コートハウス・大人が住む平屋) 詳しくはこちら