快適な家をつくる初歩【太陽のうごきを知る】~木の家設計作法-其の385~
私たちは、太陽の光を上手くコントロールする為に、
私たちは窓の高さや軒の高さ、軒の出を、詳細に検討します。
そしてその検討の際には、必ず季節ごとの太陽高度を図に描き入れ、
日射どこまで入るのかを確認します。
愛知県名古屋市の夏至の日(6月22日)の太陽が一番高いところにくる南中高度は、78.3度です。
た逆に太陽高度が一番低くなる冬至の日(12月22日)の南中高度は、31.4度です。
そして、夏一番暑い時期である8月10日前後の南中高度は約70度になります。
冬至、夏至の太陽高度はもちろん、一番暑い時期とされる8月の上旬において、
どのように太陽の暑い日差しを軒の出で遮ることができるのかを検討することは、
とても暑い夏においても、少しでも快適に過ごす上でとても大切なことですので、
設計段階においてしっかりと検討したいと思います。
代表:袴田英保
「みなもの家」半田市にて建築中 提案時の断面・立面検討
「行雲流水の家」(大開口がある家・現代数寄屋の家) 詳しくはこちら