安城市で和モダンな木の家をお考えの方 【開放性と囲われた安心感】~木の家設計作法-其の440~
現代の日本の住まいにおいては、
基本的に明るく開放的な家を志向する人が、
大多数なのではないかと思います。
またその一方て、個のプライバシーを
より尊重する風潮も年々高まっています。
設計において、住宅街などの敷地の場合は、
「開いて、閉じて」の工夫によって、
明るさや開放感を追求しながら、
外部からの視線を遮る工夫が求められます。
開放性の確保として検討することは、
南側に木製サッシなどにより、
大きな開口を設けることです。
なるべくサッシを引き込みにして、
戸袋などで納めるなど、
大きく開放できるように工夫します。
「和敬静寂の家」(大きな木製サッシがある家・居心地の良い家) 詳しくはこちら
閉じ方や、隠し方については、様々な方法があります。
まずは全体計画において、
敷地に余裕がある場合は、
中庭を囲うような間取りにして、
建物全体で囲ったりもします。
また南道路の場合などで
そこまで敷地に余裕がなければ、
板塀などで囲ったり、植栽で隠したりもします。
囲うことで視線を遮ると同時に
安心感が生まれます。
ただし、あまり閉鎖的にすると、
周囲を拒絶した感じになるので、
適度に垣間見れる程度の塀(格子など)
にしておくほうが良いと思います。
開放感を味わいつつ安心して暮らしたい…
相反したふたつの要望をを設計の工夫で
何とか実現させたいと常に思っています。
代表:袴田英保
「童部の家」(格子塀のある家・街中の家) 詳しくはこちら