これから注文住宅をお考えの方へ【玄関は住まい手を表す-2】~木の家設計作法-其の488~
家に来られた方を最初に出迎える玄関。
そのような玄関は、住まい手の物言わぬ顔だと言ってもいいと思います。
今回はそんな玄関のしつらえで気をつけたいことをお話ししたいと思います。
家全体の印象を左右する重要な空間です。
今回は木の家ならではの玄関のしつらえをいくつかあげたいと思います。
1.清潔感を感じる玄関
玄関は常に清潔に保ちたいものです。お客様にすっきりとした印象を与えるためには不要なものが表に出ないように、
収納はしっかりと設けたほうが良いでしょう。
最近ではシューズクロークを設け、靴などの他に、コートやバッグ、傘など様々なものを収納できるように設計することが多くなりました。
2.灯りの演出
まずは自然光を適度に取り入れることを考えます。
照明については、間接照明を積極的に使い、柔らかく温かみのある雰囲気を作り出せるようにします。
3.木製建具を積極的に使う
玄関入口にオリジナルの無垢の木製建具を積極的に使うことにより柔らかく空間を演出します。
また玄関ホールから廊下またはリビングの間に格子の木製建具や、布入りのガラス戸を施すことにより、柔らかく空間を仕切る演出をします。
3.飾り棚を設け花や絵を積極的に飾る
設計により飾り棚を設けることで、花や絵を置くことで、リラックスできる空間にします。
間接照明なども用いることでより効果的な演出ができるようにします。
4.無垢の木の香りでお客様を招き入れる
無垢の木を豊富に使った木の家は、玄関を入った瞬間に木の香りを感じることができます。
その香りは住まい手だけでなく、訪れたお客様にもリラックスしていただけるような雰囲気を作ってくれます。
いかがでしょうか。
このように木の家ならではの玄関のしつらえを工夫することで、訪れる人に良い印象を与え、
住まい手自身も快適に過ごせる空間を作ることができると思います。
サン工房・スタジオ 代表:袴田英保
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