【落ち着く感覚】~職人からの目線 其の18~
こんにちは。
コーヒーを飲むとき、カップはいつも決まったものを使う長谷川です。
皆さんも、お気に入りのカップやグラスがあるのではないでしょうか?
カップの淵の薄さや、持ちやすさなど、お気に入りのポイントは人それぞれですが、
全て人の感覚で判断されると思います。
カップや箸は、薄さや素材で口当たりが変わり、さらに味覚まで影響します。
人が物に触れる時、その瞬間、感覚でしか分からない事が多いです。
家づくりでも、人が触れる箇所はたくさんあります。
今回は足で触れる場所『床』の紹介です。
サン工房では床は本物の木(無垢板)を使うこと多いです。
もちろん木の種類で肌触りが変わることは、皆さんも承知の上でしょう。
もう1つ、肌触りを変えるものは仕上げにあります。
『悠悠閑閑の家』にも、事務所でも使われている『なぐり加工』です。
スプーンカットやナイフカットとも呼ばれています。
この加工によって、優しい滑らかな曲線で無造作な影が作られ、
見た目からも柔らかい雰囲気が出ます。
さらに、思わず素足で歩きたくなる肌触りが足を通して感じとられ、
視覚と触感の2つを刺激して、心まで届き、落ち着きへと変えてくれます。
もう自宅でスリッパは不要です。
くつろぎたい場所に、この床は必須ではないでしょうか。
さあ、この床に触れてみませんか?
事務所では、いつでも体験可能です。
さらに完成見学会予定の豊明市『悠悠閑閑の家』にも使用されていますので、お楽しみに。