【役割分担】~職人からの目線 其の67~
こんにちは。
新しいスマートウォッチを妻からプレゼントしてもらい、時(とき)を楽しんでいる長谷川です。
先週は愛知県岡崎市での上棟でした。
岡崎市では2件目となり道路に面した場所なので、見かけたときは是非注目してください。
施工中見学会も開催していきます。興味のある方は、クリック→問い合わせフォーム
上棟時は、多くの大工さん達で組み上げていくわけですが、その中でも役割分担があります。
まずは、玉掛け…木材などをレッカーで吊る際に、材料に帯などでフックを掛ける役。
上棟では、この役割の人が司令塔になり、組み上げる順番を決めていく重要な役目。
後は、掛け矢(木のハンマー)で組み上げていく役。
組みあがった後に、ボルトを締めていく役。
家の垂直を確認する役など、みんな違う動きをしています。
それぞれの大工さんでも、得意な役もありますし、苦手な役もあったりします。
1番良いのは、全ての役を高いレベルで熟せる事が出来る大工で、
そのような大工さんは、状況に応じて人手が足りない役へ手助けに行ってくれます。
ですから、ただ頭数を揃えただけの寄せ集めの上棟メンバーでは、予定通りに進めることは難しいのです。
近年、職人不足で上棟だけを、鳶さんや東南アジアの外国人で構成された人材の会社に、外注している工務店も増えていますが、
上棟は施主さんの大事な人生の時(とき)を刻む瞬間です!
私たちサン工房では、それに賛同できる熱い想いを持った大工衆が、心を込めて作り上げていきます。