【土地の守り神を崇める】~木の家設計作法-其の493~
建て替えの場合、できればその土地に以前から育つ樹木があれば、残せるものは残したいと考えています。
なぜならその土地で育った樹木は、これまで永い間、その土地を守ってきたからです。
新しい家のイメージにそぐわない樹木や、
管理に費用が掛かりすぎたり、難しい樹木は伐採することになりますが、
それ以外は、出来るだけ残して活かすことを心掛けて計画をしていきます。
既存の樹木を残すことでもともとあった景観を維持できたり、
緑が多い庭にすることで、潤いのある生活を営むことができたりと残すことによる恩恵も多いと思います。
またずっとその土地に育った樹木は、きっとこれからの新しい家にとって守神となってくれると思います。
サン工房・スタジオ代表:袴田英保
「松樹千年翠の家」(瓦屋根の平屋・農家住宅の建て替え) 詳しくはこちら