【少し深掘り】～スタッフのひとりごと-其の１０６～

こんにちは。

サン工房の特徴と聞かれたとき、

思いつく中の一つに【格子】があると思う和出です。

【格子】をコトバンクで調べてみると、

細長い部材を一定間隔に配置した物、または碁盤目に組み合わせた物のことを言うそうです。

 

格子の効果を改めて解説すると、

外からの視界を遮ることが出来る上に、

内部での採光と風通しも同時に取ることが出来る効果があります。

 

現在は視界、採光、風通し、そして意匠的な理由から格子を取付けることが多いと思いますが、

Wikipediaで格子の用途を調べると、

特に、大名屋敷や城郭などで外敵からの侵入を防ぐ目的も多くあったそうです。

確かに今でも、防犯的な目的で格子を使用している場所は多いですね。

 

次に種類についてです。

格子と一様にいいましても、その形は様々です。

例えば、【悠悠閑閑の家】の

この↑格子は【木連(きづれ)格子】と言う格子で、

 

【燕居の家】の写真右側にある格子は千本格子といいます。

その他にも丸太格子や親子格子、問屋格子などの格子の種類があります。

 

また、現在では、木製の格子だけで無く、金属製などの薄くて大きい格子も

ビルや商業施設等で用いられることが出てきました。

 

格子の姿形も現代に併せて変化してきており、

様々な格子を生み出すことが出来てくるようになってきております。

 

サン工房スタジオでも、

つい最近【悠々閑閑の家】で可動式の格子を制作しました。

用途に合わせて、格子の形状も変化させつつ、

お施主様の理想に合うものづくりをしていけたらと思います。