【最高寸法と最低寸法】~スタッフのひとりごと-其の83~
こんにちは。
最近、夏の暑い時期でも長袖の方が半袖に比べて体力が削られない事を知った和出です。
このような暑い中ですが、現在、豊明市の『悠悠閑閑の家』では階段施工が行われております。
階段は主に足を踏む「踏面(ふみづら)」と階段一段分の高さである「蹴上(けあげ)」に分かれております。
『悠悠閑閑の家』では踏面が200mm、蹴上が190mmとなっており、登りやすく降りやすい、行き来しやすい奥行きと高さになっております。
階段の奥行きや高さで言いますと、
実は家や図書館、小学校、ビル等によって奥行きや高さの基準が違うのはご存じですか?
階段の寸法にはこれ以上上げてはいけない、下げてはいけない基準というものがあります。これは建築基準法で決まっており、建物の用途によって変わってきます。
その最高寸法以下、最低寸法以上であれば、ある程度の寸法設計の自由はありますが、どんな寸法にしてもいいというわけではありません。
有事の際、安全に階段を降りられる寸法となっているからです。
ちなみに小学校と中学校、高校も寸法基準に違いがあります。
踏面は小学校も中学高校も260mm以上となっておりますが、蹴上は小学校が児童用に160mm以下、中学高校が生徒用に180mm以下と20mmの違いがあります。
他にもオフィスビルや図書館、市役所等階段の寸法に違いがありますので、よろしければこの機会に確認してみるのも面白いかもしれません。