木の家工務店オリジナル【木製引戸】~木の家設計作法-其の372~
私たちの設計する「日本の家」の大事なデザインアイテムのひとつに木製の引戸があります。
一本一本、その家に合わせてデザインし、無垢の木で作られた戸は、外観のポイントとして、とても良い雰囲気を醸し出してくれます。
無垢の木を外部で使うので、メンテナンスの面など、少し手が掛かるところはあるかもしれませんが、
軒を出したり、枠の足元に銅板を巻いたりと、少しでもオリジナルの木製引戸を楽しんでいただけるような様々な工夫を施しています。
「なごみの家」(大きな土間がある家・DIYを愉しむ家) 詳しくはこちら
無垢の木でつくり、格子の間にガラスが入っていることも多く、かなり重量がありますが、
しっかりとした上吊りレールで釣ることで、動きをスムーズにし、極力重さを感じないようにしています。
また、造作でつくる引き戸ですので、気密性はどうしても取りづらくなってしまいますが、
隙間を埋める素材を適宜使用したり、玄関から廊下やホールに入るところで、ガラス戸を取付け、
玄関を風除け室にしたりすることで、冬なるべく冷気が中に入らないような工夫も施しています。
このように様々な工夫を施したサン工房のオリジナルの木製建具ですが、私たちの家の顔のひとつですので、是非一度見学会等でご覧ください。
代表 袴田英保
「行雲流水の家」(大屋根の二世帯住宅) 7月16日、17日 予約制見学会予定