【灯(あかり)の設計-2(再)】 ~木の家設計作法-其の369~
灯(あかり)の設計においては、過ごし方により、どのような明るさが欲しいのかを考えます。
例えば、心を落ち着かせたいリビング空間では、できれば灯具の数はなるべく抑えて、灯の位置(灯の重心)を低くします。
天井には灯具をなるべくつけないようにし、壁付けのブラケット照明や、天井から垂れ下がるペンダント照明でほんのり照らします。
天井面が少し暗めになることで、とても落ち着いたが空間になります。
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もし手元を明るくしなければいけないところがあるとすれば、そこは必要な分だけ明るくするような器具と配置を検討します。
灯(あかり)は心理的にとても大きな影響を及ぼす大事な要素ですので、
灯具の仕様や位置だけでなく、部屋全体の明るさも含めてしっかりと計画したいと思います。
代表 袴田英保
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