宙につながる家
そらにつながるいえ
愛知県豊田市
大地に根を張り、宙へと心をひらく。
「宙(そら)」とは、宇宙、そして広く大きな世界のこと。
豊田市の郊外、かつて雑木が生える、なだらかな草地だった土地に、この平屋は生まれました。目の前には、親御さんが日々手をかける畑。土を耕し、作物を育て、実りを分かち合う営みが、暮らしのすぐそばにあります。
大地に根を張るように、高さを抑えた落ち着きのある佇まい。窓から畑や空の景色を取り込み、庭やウッドデッキを介して内と外をゆるやかにつなぐことで、光や風、季節の移ろいを感じられる住まいとしました。
家を必要以上に大きくせず、無駄な広さを省きながら、視線の抜けや動線を丁寧に計画。その分、無垢の床や珪藻土など本物の素材を用いて空間の質を高め、ウォークスルークローゼットなど、日々の暮らしに寄り添う工夫を取り入れています。
親世代と子世代が、それぞれの暮らしを大切にしながら、ほど良い距離感で行き来できる配置計画。祖父母や地域の人々に見守られながら、子どもたちは自然に触れ、人と関わるなかで、のびのびと生きる力を育んでいきます。
大地に根を張りながら、ときには空を見上げ、その先に広がる大きな世界へと思いを馳せる。
この家には、自然や人とのつながりを感じながら育ち、やがて広い世界へと羽ばたいてほしいという願いを込めました。 ここで過ごす日々が、未来を歩む子どもたちの心の拠りどころとなる住まいです。












