月こよひの家~1年後~

つきこよひのいえ~1年後~
住み始めて1年の「月こよひの家」
庭の樹木も色づき、日々、挿し込む光と景色を愉しみながら、ゆったりと流れる時間を過ごされています。

街を流れる川のほとりに建てられたご夫婦二人で住む平屋です。家の東側を流れる川の土手は地域の方々の散歩やジョギングのコースになっていますので、窓に格子や障子を設置することで視線を遮りました。家のデザインとしては、内も外もご夫婦の好みでもある京町家や数寄屋を彷彿とさせるような粋な和の雰囲気にしました。細部にいたるまで、職人技術を凝らした和のしつらえは心が和むだけでなく、楽しさも感じます。平屋ではありますが、趣味スペースを擁する大屋根のダイナミックな外観と格子のデザインは、地域の人に街角のシンボルとして永きに渡って愛されるのではと思います。