夢野路の家

ゆめのじのいえ
実家の敷地を東西に囲む7メートル間口のL型の変形敷地に実家との関係性を重視しながら計画しました。また障害があり介助歩行や車椅子での移動をしなくてはならない長男との生活を考慮し、エントランスを含め、全ての動線は段差がないようにしたり、廊下などを少し広めにするような対応もしています。外観はL型に配置した建物の特性を生かすように南北軸と東西軸で敢えて形態や素材を変化させています。これは、設計という仕事に携わる私の様々なものを対比させるという実験的な意味合いを持つものでもあります。軒の出た部分とそうでない部分、板貼り、塗壁、板金・・・等々。
内部は高さの変化や統一、素材の選定などに気を配り、居心地良く感じる空間づくりを自分なりに考え設計しました。