耐震等級3
耐震等級3は住宅性能表示制度における耐震性能の最高等級であり「極めて稀に(数百年に一度)発生する地震の1.5倍の力に対して倒壊崩壊しない程度の強さを持つ建物を指します。」現在建築基準法に遵守して建てられる建物は数百年に一度程度に起こり得る地震に対して、耐えられる様につくられ、それを耐震等級1としていますが、耐震等級3はそれよりもはるかに強い地震にも耐えられるという事です。消防署や警察署などの災害時に拠点となる様な重要な施設は耐震等級3で建設されています。
家づくりにおいて考えなくてはならないことはたくさんあります。機能性を考慮した間取りや、居心地の良さ、格好良く綺麗に見える外観等々。私たちはそんな家づくりにおいての大きな主眼のひとつとして以前から「日本の家をつくる」、「丈夫で長持ちする家」を標榜し、設計または施工をしてきました。なぜなら、いくら間取りや見た目が良くても、そこに安心して住み継ぐことができるような性能をそなえなければ、意味が無いと考えていたからです。平成18年に施行された「住生活基本法」に基づき、平成21年に「長期優良住宅促進法」が施行されました。私達は当初よりこの法律に基づき、より一層安心で快適に暮らせる家づくりを目指し、長期優良住宅の仕様を満たした家づくりに取組み、現在では全棟長期優良住宅の認定を取っております。
耐震等級3は住宅性能表示制度における耐震性能の最高等級であり「極めて稀に(数百年に一度)発生する地震の1.5倍の力に対して倒壊崩壊しない程度の強さを持つ建物を指します。」現在建築基準法に遵守して建てられる建物は数百年に一度程度に起こり得る地震に対して、耐えられる様につくられ、それを耐震等級1としていますが、耐震等級3はそれよりもはるかに強い地震にも耐えられるという事です。消防署や警察署などの災害時に拠点となる様な重要な施設は耐震等級3で建設されています。
住宅性能表示制度における劣化対策等級では「建築材料にどれだけ劣化させないための対策が施されているか」をチェックします。等級は3、2、1の3段階に分かれており3が最高等級です。小屋裏の換気や外壁の通気、白アリ対策などを確認することで住宅が3世代(75年〜90年)以上耐久できる様な仕様にします。
維持管理等級とは「給水、排水管およびガス管等について清掃点検及び維持管理がしやすいかどうか」について、チェックする住宅性能表示制度の基準のひとつです。対策が講じられている住宅ごとに3段階に分けられ評価されます。そのうち等級3は掃除口点検口があるかなど構造体と仕上げに影響を及ぼさず配管修理できるものとされています。
2022年の長期優良住宅の基準改正により、断熱等性能等級が4から5へ引き上げになりました。断熱性能等級とはUA値(外皮平均熱還流率)を用いて計算され、愛知県が主に含まれるも地域においては0.6(等級5=ZEH基準)が基準となりました。また、改正前の基準では冷暖房や照明・給湯などで消費するエネルギー量をチェックする一次エネルギー量の計算の基準値が設置されていませんでしたがカーボンニュートラル実現へ向けてより高い省エネルギー性能が必要となってきていることから「一次エネルギー消費性能」についても基準が定められ必要な基準値は住宅性能表示の等級6となりました。これはこれまでの省エネ基準の等級4に比べると約20%の削減が求められることになります。
こと・もの・ひとYoutube 第5回
「今さら聞けない長期優良住宅」
許容応力度計算法とは、構造物の各部材が外力を受けたときに生ずる応力(抵抗する力)が部材の持つ限界点を超えないように設計する計算法です。建物に加わる外力は5つあります。固定荷重(建物自体の重さ)、積載荷重(人や家具の重さ)、地震力、風圧力、積雪荷重です。許容応力度計算の一次設計では、まずこれらの五つの外力を算定し、それらが加わったときの部材の変形や建物全体の強度をチェックします。さらに、二次設計において建物の重さと強さのバランス(偏心率)や倒れの角度(層間変形角)を検証することで、地震などの外力により耐えうる建物にしつらえていきます。私たちはその許容応力度計算においてより強く安心な構造にする為に層間変形角の許容値を1/120→1/150以内にしたり、偏心率の許容値を0.3→0.15以内にしたりと独自の基準の元計算しています。
「地震に強い家づくり」
私達は設計においてまずは自然の光や風を利用し夏涼しく冬暖かい家になることを目指し、パッシブという観点で設計をします。その上でより環境に配慮し省エネで快適に過ごすことが出来る様、断熱や気密など高い性能を満たした設計と施工を目指します。
建物全体にある隙間面積「C㎡を延床面積(㎡)で割った数値をC値(相当隙間面積)を言います。気密性が低いと冬は暖房をつけても温かい空気が外に漏れ、冷たい空気が部屋に流れ込み足元は冷え不快感が増します。夏は蒸し暑い外気が入るとエアコンをより多く使うことになり、電気代に影響します。私達は快適さと省エネ性の為、可能な限り隙間を無くすことを考え施工中の気密測定を全体に行いC値を0.5〜0.9以下に抑えています。
愛知県西三河地区の省エネ基準は「6地域」に区分されます。私達は断熱性能等級5(ZEH水準)を最低レベルとしていますが、年間を通じた室内環境とライフサイクルコストのバランスから等級6(HEAR20 G2)前後を推奨しています。
私達は設計において、まずは自然の光を利用して夏涼しく冬暖かい家にすること、すなわちパッシブデザインにすることを先にも述べましたが涼しさや暖かさの基準は人それぞれで違う為、より涼しく、より暖かく、快適に過ごす為にいろいろな器具や技術をおすすめしています。
小屋裏にエアコン本体を設置しダクティングにより冬は床下から暖房を、夏には天井から冷房することで室内の湿熱環境を一年中快適に維持するOMソーラー株式会社の全館空調システム。建築と空調設備が一体で計画されることで屋内も屋外もすっきりと収まり冷暖房時の空気が家全体にやわらかく広がるため、小さいお子さんにも安心です。
換気は室内の空気を捨て屋外の空気を取り入れる行為です。夏と冬には快適な室温の空気を捨て、不快な外気温の空気を取り入れることになります。MAHBEX sumikaは「暖かさ」や「冷たさ」を再利用する熱交換型の換気システムです。排気はハウスダストやアレルゲンが溜まりやすい床面からダクトを通して排出し、吸気はフィルターで花粉やPm25を取り除きながらダクトレスできれいな空気を床下に取り入れます。本体は床下に設置し、点検口を開ければすぐに点検・清掃ができる為、メンテナンス性にも優れています。
MAHBEX sumikaは第一種換気システム吸気と
排気の間で熱交換を行う
エアコンの風を床下に送り、主に冬床面全体を暖めるのが床下エアコンの考え方です。通常床面で断熱し床下は乾燥させる為に外気を入れる場合が多いのですが床下エアコンを導入する場合は、基礎断熱とし床下の通気を取り入れることで効率良く空調できる様にします。床下エアコンの最大のメリットは床全体を暖める為、温度差による不快感の減少やヒートショック対策にも効果が絶大という点です。
通常夏と冬エアコン1台ずつで済むので、初期費用がかからない点やメンテナンスも楽で経済的であることもメリットです。弊社では、床下エアコンをより確実に効かせる為、床下から室内に空気を送るファンを各部屋に設置する提案をしております。また、このファンを使用し床下に適度な空気の流れを作ることで床下エアコンを夏涼しくする為に使うことができる様になります。そして24時間全熱交換型の換気システムとも併用することで冬暖かく夏涼しい空気を快適できれいな空気とともにファンで送るという全館空調システムとなり1年中きれいで快適な室内空気環境が維持できる様になります。
薪ストーブは1台で家全体を暖めてくれます。ただ部屋の空気を暖める他の暖房器具と違い空気を暖めるだけでなく、遠赤外線の輻射熱により、私達の身体の芯まで温めてくれます。また、床や壁、天井といった建物の内側まで暖めてくれたり、湿度に差があるときは高いところから低いところへ放射される遠赤外線の性質により、家の中の「どこにいてもあたたかい」という状態が実現します。また、薪が燃える時の炎の効果も忘れてはなりません。炎のゆらぎを見ているだけでひとは無意識のうちに癒されていると感じます。忙しい日常生活の中、心も身体も暖まる・・・。そんな効果が薪ストーブにより得られます。
間伐材などを乾燥させて再粉化し円筒形に圧縮成形した木質燃料を燃やして暖める設備がペレットストーブです。薪ストーブと同じように遠赤外線効果により室内の空気だけでなく壁や床も暖めてくれます。またまるでお風呂で温まったように身体の芯から温めてくれます。ペレットが燃える時に出る炎も私達をリラックスさせたり癒したりする効果があります。薪ストーブと違う点は電気を使用し、着火させたりファンを回したりする点や燃焼効率が良い点が挙げられます。操作も簡単で重い薪を運ぶ手間も必要なく女性や年配の方でも安心してお使いいただけます。
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