豊田市にて12月に上棟した「花朝月夕の家」の引渡し前、社内検査を行いました。
サン工房スタジオでは、すべての物件において
瑕疵保険、役所、第三者監査機関による検査に加えて、引渡し前に必ず「社内検査」を行っています。
この検査は、お施主様にお渡しする前の大切な確認作業。お客様の目に見える部分はもちろん、
構造や仕上げ、造作細部にいたるまで、サン工房スタジオの品質基準を満たしているかを社内で厳しくチェックします。
社内検査で重視していることは、
床・壁・天井の仕上がりに異常がないか
建具や家具の建て付け、動作確認
照明やスイッチの動作、配線チェック
キズや汚れの有無
外観・土間・板金の仕上がり確認などなど。
一見すると見落としがちなポイントも、社内全員が参加し、設計者と現場、立場の異なる複数の目線でチェックを行っています。
気付いたことは次の設計に生かされることも・・。

写真はまだ器具付け前の現場のもの
大工さんが常に気を遣って養生をし工事してくれていたので
特に目立った傷や汚れもありませんでしたが、
どうしても工事中についてしまう細かい傷を補修したり
サンドペーパーを使い肌に触れる枠の角の面をとって、肌辺りをよくしたり
屋根上に上り清掃を行ったりなどお引渡しに向けて
さいごに皆で手を入れて仕上げていきます。
社内検査や引渡し前のペーパーがけ、補修、清掃を行っていると、
無垢の木、自然素材は繊細なものというよりは長く美しく住み続けるのに適した素材だなと感じます。
スタジオで標準の珪藻土も傷の補修も簡単ですし、軽い汚れなら消しゴムで落とすこともできます。
桧の床についた傷もアイロンで補修することもできます。
無垢の木や自然素材に対して、傷や掃除、手入れのことを気にされ、
ハードルを感じられるかたもいらっしゃるかと思いますが、
実はそんな人にこそ安心しておすすめできる素材なんじゃないかな?と強く思っています。
ササキ