コラム
2026/03/26
岡崎市の木の家づくり|水まわりの窓は必要?心地よさと外観から考える設計
浴室・トイレ・キッチンに窓は必要か?
― 心地よさと風景から考える住まいの設計 ―
家づくりの打ち合わせの中で、よくいただくご質問があります。
「水まわりに窓は必要でしょうか?」
以前であれば、“あるのが当たり前”とされていた窓。
しかし今は、性能の進化によってその前提は変わってきました。
けれど私たちは、単純に
「必要か、不要か」
だけで判断することはしません。
大切にしているのは
その窓が、暮らしにどんな余白をもたらすか
という視点です。

■ なぜ窓が当たり前だった時代から変わったのか
かつての住まいは
・自然換気が前提
・湿気対策が重要
・昼間は窓の光に頼る
という背景がありました。
一方、現在の住まいは
・24時間換気システム
・高断熱・高気密
・計画された照明
によって、機能だけで言えば
窓がなくても成立する住まい
になっています。
だからこそ今は、
“機能のための窓”から
“心地よさのための窓”へ
考え方が移ってきています。
■ 浴室の窓|光と静けさをどう取り込むか
浴室は、一日の終わりに心と体をほどく場所。
窓があれば、やわらかな光や外の気配が入り、
空間に奥行きが生まれます。
けれどその先にあるのが、
隣家の壁や道路であれば、
その窓はむしろ落ち着きを損なうこともあります。
だからこそ大切なのは
何を取り込むか、何を遮るか
・庭の木々を感じる窓
・空だけを切り取る高窓
・あえて窓を設けず、静けさを優先する選択
その一つひとつが、
浴室の質を決めていきます。
■ トイレの窓|小さな余白のつくり方
トイレはコンパクトな空間だからこそ、
わずかな光や抜け感が、心地よさに大きく影響します。
ただし、機能面だけを見れば
換気設備で十分に成立します。
そこで私たちが考えるのは
光だけをやさしく取り込む窓
・高窓で視線を外す
・すりガラスで気配だけを感じる
そうすることで、
外とゆるやかにつながりながらも、
安心して過ごせる空間になります。
■ キッチンの窓|風景とともにある日常
キッチンは、日々の営みが積み重なる場所。
だからこそ、窓のあり方で
暮らしの豊かさが大きく変わります。
例えば
・庭を眺めながら料理ができる
・朝の光が手元に落ちる
・ふと空を見上げられる
そんな小さな体験の積み重ねが、
日常を少しだけ特別なものにしてくれます。
一方で、配置を誤ると
・収納が減る
・使い勝手が悪くなる
といった要因にもなるため
“意味のある窓”にすることが何より重要です。
■ 窓は「風景を切り取る装置」
私たちは窓を、単なる開口部とは考えていません。
それは
・光を取り入れるもの
・風を通すもの
そして
風景を切り取るもの
です。
目に入る景色が
整えられた庭なのか、
無機質な外壁なのかで、
暮らしの質は大きく変わります。
だからこそ
・庭と一体で設計する
・視線の抜けをつくる
・見せない工夫をする
といった、
外との関係性を丁寧に整えていきます。
■ 外観を整える窓の考え方
窓は内側だけでなく、
外からの佇まいにも大きく影響します。
水まわりの窓は特に、
「とりあえず付けた窓」になりやすく、
・高さが揃っていない
・配置に意図がない
と、外観の美しさを損ねてしまいます。
私たちは
・窓の高さを揃える
・リズムを整える
・必要な場所に絞る
ことで
静かで整った外観
をつくることを大切にしています。
■ 窓を決めるための3つの視点
水まわりの窓を考えるときは
「必要かどうか」ではなく「意味があるか」
で判断します。
光はどのように取り入れるか
換気は設備で補えるか
そこから何が見えるか
この3つを丁寧に重ねることで、
過不足のない窓が見えてきます。
■ サン工房スタジオの設計
私たちが目指しているのは
余白のある住まい
です。
光の入り方、
風の抜け方、
視線の広がり。
そのひとつとしての窓を、
丁寧に設計していきます。
だからこそ
「意味のある窓だけをつくる」
それが、サン工房スタジオの家づくりです。

西尾市で高性能な和モダンの木の家/サン工房スタジオ
■ まとめ
浴室・トイレ・キッチンの窓は
✔ 必ずしも必要ではない
✔ しかし暮らしの質を左右する大切な要素
そして本当に大切なのは
どう付けるか
何を取り込むか
どう見えるか
ということ。
窓ひとつで、
住まいの心地よさも、佇まいも変わります。
■ 家づくりで迷ったら
窓について考えることは、
暮らしについて考えることでもあります。
どんな光が心地よいのか。
どんな風景を日常に取り込みたいのか。
サン工房スタジオでは、
そうした感覚を大切にしながら、
一棟一棟ていねいに設計しています。
▶ 水まわりの窓で後悔したくない方へ
▶ 心地よさと美しさを両立した住まいを考えたい方へ
ぜひ一度、家づくり相談会へお越しください。
あなたの暮らしに合った“窓のあり方”を一緒に見つけていきます。

