愛知県豊田市で木の家/サン工房岡崎スタジオ【予約できる枠も残りわずか「行雲流水の家」住み心地見学会】~設計日記- 其の17~
今週末2月25日土曜日は岐阜県可児市の「行雲流水の家」の住み心地見学会です。
住んでから1年経つ家の住み心地体験と
薪ストーブの暖かさを同時に体験できるという貴重な見学会になりますので、
私たちの木の家の住み心地や薪ストーブにご興味がある方は、
予約できる枠もあとわずかですので、お早目のご予約をお願いいたします。
さて本日は、この行雲流水の家の設計を振り返っていきたいと思います。
今回のお施主様と最初にお会いしたのは、今から約4年半前の令和元年の7月です。
当時はまだサン工房岡崎スタジオが設立されていない時でした。
お施主様は「NIWA」という雑誌に掲載された浜松のカフェ「まるたけ堂」さんを見て、
こんなカフェをつくりたいということで浜松のサン工房の展示場に来られました。
今思えば、まだ弊社の存在すらない時に良く設計を依頼していただけたと思います。
そして、どんな時でも私たちを信頼してくださり、
会社の設立等も応援してくださったお施主様に感謝したいと思います。
今回はこの「行雲流水の家」の設計がどのように進められてきたかを振り返りたいと思います。
設計の過程を御覧いただくことで、
今週末の見学会で実物を御覧いただく前の参考にしていただければと思います。
ご要望の聞き取りをした後、まずは大まかな配置計画と間取りを検討しました。
今の間取りや建物形状とは大きく違いますが、
最初はご要望と敷地の条件をもとに俯瞰的な大きな視点でまとめていきます。
たくさんスケッチを描くことで、形と間取り、大きさを同時進行で検討していきます。
最初のご提案は、屋根か連なる外観で、いろんな場所からいろんな庭が見れるような家でした。
リビング空間のパースです。大きな窓から見る庭は完成した家にも引き継がれています。
1案目をたたき台にして、いろんなお話しをしていく中で、
もう少し規模を小さくしてご提案することになりました。
大きな屋根と軒が特徴で、一見すると平屋にも見えるような外観をご提案しました。
模型でもしっかり形を確認しました。この形が実現できると思うととてもワクワクしたのを思い出します。
矩計図で部屋の空間の高さや、軒の高さを綿密に設計しました。
「行雲流水の家」はこのような設計を経て完成しました。
このような設計を実現できたのも、お施主さんにいつも信頼していただけたからこそだと思います。
そして、大工さんをはじめ、関わったたくさんの職人さんたちが持てる技術を存分に発揮してくれたからだと思います。
心地よく、そして暖かい
本当に良い家だと思います。
是非この機会を逃さずに私たちサン工房の家を体験していただければと思います。
代表、設計担当:袴田英保