愛知県日進市で木の家をつくる【閑穏の家上棟しました】~現場の風景-其の45~
ついに東海地方が梅雨入りしました。
そんな中でも上棟や基礎のコンクリート打設など、合間を縫って工事がいたって順調に進んでいることに、晴れ男?と自信を深める代表の袴田です。
今日は先日6月7日、8日に上棟した日進市「閑穏の家」についてご紹介いたします。
この家は約40年くらい前に造られた少し古い造成地に計画された大屋根の家です。
敷地は60坪ですが、地区計画により、壁面後退の規制が厳しかったり、南に総2階の高さの高い家もあることから、日照や視線の抜ける場所をいかに設けるかを綿密に検討しました。
上の写真を見ていただければわかりますが、壁面後退規制が3方面に掛かってきますので、実質45坪の敷地と同じになってしまいます。
また南の住戸が南側の大部分をふさいでいるために、南東~東に視線が抜けるような計画にしました。
南東の方角にリビングダイニングを配置し、木製サッシの大きな開口により、梅の木の畑に視線を抜きます。
南側の住戸の方角は、開口を設けても塞がれてしまうので、閉ざしても良いような水回りなどをを持っていきました。
建物の形としては一部が2階の大屋根の家とし、矩計の検討図によって軒の出と高さ、室内の天井高さを綿密に検討しました。
このような設計を経て、この度無事に上棟することができました。
古い造成地の角地に建つ大屋根が特徴の家は、街角のシンボルになりそうです。
「閑穏の家」は10月末に完成予定です。
このお宅につきましても、お施主様のご厚意により、施工中が見れる見学会や、完成見学会も開催する予定でおります。
インスタグラムやホームページにてご案内させていただいますので楽しみにしていてください。