愛知県で地震に強い木造住宅をお考えの方へ【木を組む】~木の家設計作法-其の421~
建物の強さや耐震性能は、構造計算などの数値的な裏付けは絶対必要ですが、
大工技術による木の組み方をどうするかもとても重要です。
私たちは、設計段階において、設計者自ら、出来る限り強くなるような木組みを考えます。
単純に水平に組むだけでなく、例えば渡り顎など、
力を受ける仕口の断面積が大きくなるような、強い組み方なども場所によって使います。
「幸漆の家・幸然の家」(二世帯住宅・現代町家) くわしくはこちら
ただし、構造は意匠との兼ね合いも大きいことから、
実施設計に入る初期の段階で、
仮伏せ図という構造の組み方を検討する図面を描き、
出来る限り強さと美しさの両面を満たす木の組み方を考えていきます。
私たちはこれからも大工に伝わる伝統技術を受け継ぎながら、現代に要求される耐震性能に応え、
永く安心して住んでいただける木の家づくりをつくっていきたいと思います。
サン工房・スタジオ
代表:袴田英保
「なごみの家 」(丸太の木組みの家・土間と薪ストーブがある家) 詳しくはこちら