心地良さのつくりかた【明るさについて】~木の家設計作法-其の468~
部屋の照明を考える時、単純に明るくすれば良いのでしょうか。
答えはNOです。
各部屋、各場所、過ごし方や活動により、ちょうど良い明るさは変ります。
例えばリビングルームは読書をしたり、家族を会話をしながらリラックスしたりする場所ですので、
調光可能な照明器具にしたり、フロアーライトなど照明の高さを少し低めに設置するのが良いでしょう。
明るさの数値は一般的に150~300ルクスが良いと言われています。
「行雲流水の家」(詳しくはこちら
ではキッチンはどうでしょう。
料理という比較的細かい作業をするため、くつろぐエリアよりも少し明るい300~700ルクスが良いと言われています。
器具の配置も天井だったり、その他手元を照らす照明器具があると良いでしょう。
寝室もリビング同様リラックスできることが重要ですので、柔らかい光にするため、壁面を照らしたり、
間接照明などを検討するのも良いでしょう。
このように、照明器具を明るさが必要かは、その空間でどのように過ごすかによります。
今後も照明器具の選定と
「月こよひの家」