岡崎市の木の家設計事務所として【和の天井-2】~木の家設計作法‐其の93~
竿縁に当たる部材を井桁に組んだ格天井は、寺院や上流住宅に用いられることが多く、
格式が上がると折上げ、二重折上げ格天井となります。
「恵泉の家」(茶室のある家・田の字型プランの家) 詳しくはこちら
一方で格式の追求よりも、自然の素材を豊かに使用すらことに腐心する数寄屋では、
竿縁に竹や皮付丸太を使うことが多く、天井板の部分にも蒲や網代などが使われます。
「日日好日の家」(二世帯住宅・現代数寄屋の家) 詳しくはこちら
このように和の天井の造り方も様々ありますが、
和室をつくる際は、その家の求める和の度合いに合わせて、
それぞれの要素を上手に取り入れていきたいと思います。