2021.09.21(火)

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岡崎市の木の家工務店サン工房岡崎スタジオから 綺麗な下地材。~スタッフのひとりごと-其の5~

こんにちは。

最近、朝起きるとひんやりとして涼しいのに外に出ると暑いというよくわからない気温差が続いております。そのため毎日着る服に悩まされております。

ネット記事では岩手県盛岡市の事を紹介していました。昨日の気温の寒暖差がすごく、朝は12.1℃で日中は27.5℃だそうです。気温差およそ15℃。季節の変わり目だからだと思いますが、こういうときこそ体調を崩しやすいので気をつけなければいけない、とよく母に言われておりました。気をつけます。

 

 

さて、先週ある現場に伺ったのですが、仕上がりがとても綺麗な面を見たのでご紹介させていただきます。

この壁面に横長に張られた綺麗な板たち。これは〝木ずり(きずり)〟と呼ばれる左官をする前の下地材です。

「下地材」とは完成したとき表面には見えなくなる材のことです。主に「仕上げ材」と呼ばれる完成したとき表面に見える素材(壁だと漆喰やクロス、和紙など)の下地となる材のことです。絵で言うところのキャンバスのような。

そして、その〝木ずり〟をよく見ていただくとおわかりになられるかと思いますが少しの隙間が空いております。これは通気を良くするために隙間を開けております。縦胴縁という外壁通気用の下地材も入れているのですが、日本というのは多湿な場所でありますので、更に木ずりを入れて通気をより良くする形をとっています。

この木ずり、完成したときに見えなくなるのですが大工さんが綺麗に施工してくださいました。見ることは一瞬で出来ますが、この枚数を張るのは根気いるし体力もいるし、とても大変なはずです。

それなのにこのように綺麗に施工してくださってお客様にも堂々と説明させていただけるのでとても嬉しいですし、ありがたいです。

上の写真。木ずりの継ぎ手が5点あります。

木ずりの継ぎ手ですが一カ所に7点、8点も集まらないようにしなければいけません。それは漆喰などの塗壁を塗った後、木ずりが地震などでズレることによってクラック(割れ目)が付きやすくなってしまうからです。だからこそ、ズレる箇所を大きくさせないよう、継ぎ手はなるべく一カ所には集めないようにしなければなりません。

このように仕上げ材とも間違えてしまうような下地材。綺麗だけど大変な施工。このような現場はお客様に自慢したいといつも思ってしまいます(私が施工したわけではないです)。

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