岡崎市の木の家工務店としての想い【家づくりの目的】~ひとりごと-其の15~
「家づくり」とは何か。
私たちは、最初にご要望を書いていただくノート(物語)において、建て主さんに家を建てる上での「想い」をお伺いします。
なぜなら、家づくりを単なる“もの”づくりで終わらせたくないからです。
家づくりは、すごく単純に考えれば、住む場所=器づくりです。
しかしそこに「想い」を加えると、家づくりは、ただ単純に住むための器をつくることにとどまらず、
家族が幸せに、楽しく過ごし、育まれていく場をつくることになるのだと思います。
このたび再度それを思い起こさせていただいたことがありました。
3月末から着工する岐阜県可児市の「行雲流水の家」のお子さんから、1枚の絵を送っていただきました。
そこには新しい家に家族全員が楽しそうに住んでいる風景が描かれていました。
それを見たときに、この家をつくることは、そこで住むご家族が毎日、この絵のような笑顔で過ごせる場を
つくることなんだと改めて感じました。
家づくりは“もの”づくりです。ですから、家というもの自体を少しでもよくしていかなければならないことは当然のことです。
しかし、家づくりは「心」や「精神面」からみても、ご家族を守り、育む場なのです。
このような、「家づくり」の目的や原点をこれからも絶対に忘れずに、今後も頑張っていきたいと思います。
「行雲流水の家」(2021年3月着工)