2021.09.24(金)

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岡崎市の木の家工務店から 身体の使い方。~スタッフのひとりごと-其の6~

今週の水曜日に、設計「寺子屋」いう住宅をどう計画(プランニング=プラン)するかという勉強会に参加しました。

全6回あり、自身や自社が設計したプランを建築家である先生方に〝観て〟いただき、批評していただくといったものです。先生方は片山和俊先生と松沢穣先生で、お二方とも著名な先生です。

今回は合計89名もの方々が参加されており、先生方が一人一人に講評されていたのはまさに圧巻でした。

17時に終わる予定が2時間オーバーの19時まで掛かってしまったのにもかかわらず、最後の一人までしっかりと講評していただいたので私以外の参加者のプランも十分に見る事が出来、且つ、もっとどのようにプランニングしたら良いかといった先生方の考えも聞くことが出来、学ぶことが多い充実した時間になりました。

そんな中、特に意識させられたものがありました。それが〝テレビに対してソファが正面に来ない場合〟です。私が出した計画案だけでなく、他の参加者の方もよく突っ込まれていた部分なのですが、これが難しい。限られた空間内だと特にソファとテレビの配置関係が難しくなる場合があります。

この上(↑)の画像の案ではテレビに対してソファが左側にあります。

例えば、ダイニングテーブルからするとテレビは見やすい位置にあります。しかしソファからするとお庭は見やすい位置にあるのに対し、テレビは身体や頭を斜めに向けなければ見られないことになります。

しかし、この場合セオリーどうりに計画するのならテレビの真正面にソファを置く(↑)方が良いのでしょうが、テレビとソファの間に十分な空間がない場合や、物理的にテレビの正面にソファを置けない場合、あえて斜めにソファを置く配置の仕方も、もしかしたら良いのではないかとも思っており、そのお話を先生方にしました。

話は少し外れますが、私はよく映画を観に映画館に行きます。座席に座るとき私個人の感覚なのですが、スクリーンの真正面に座るのではなく、少し外れた端に座った方が見やすいとつねづね思います。

身体自体を座席から斜めに構えて座り、もたれ掛かれる面が多い場所を作ってあげることで楽な姿勢をとることが出来るのではないかという考えを持っております。

この上の画像は社長がパソコンで作業をしているときのものです。たまたまこのような姿勢になっているところを写真で撮らせてもらったのですが、皆様お気づきでしょうか?

社長の身体が机から少し斜めに構えて作業をしています。この場合、右腕の方に体重が乗っていて、そこで楽な姿勢を無意識のうちにとっているのではないかなと思うのですが、このように斜めに身体を構えることが決してつらい姿勢ではないことがわかります。

 

そんな話を先生方にしたら「なんとも言えないけど確かにそうかもしれない」といった言葉をいただきました。

もちろん、普段の設計はセオリー通りテレビの真正面にソファを置く場合の方が配置的にも落ち着いていますし、お客様にも納得していただける良いものだと思います。ただ、どうしてもセオリー通りに行かない場合、身体を斜めに構えるといった考えも無きにしも非ずなのではないかなと思った講座でもありました。

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