岡崎市の木の家工務店から 用途。 ~スタッフのひとりごと-其の17~
こんにちは。
今週もほどよく温かいですね、このままずっと温かい天気でいてほしいものです。
そういえばこの前はハロウィンでしたね。皆さんはいかがお過ごしになられましたか?
私は学生時代、イベントのスタッフとして、ハロウィン時は毎年お手伝いしに行っていたのですが、今年も呼ばれまして、緊急事態宣言が終了したので、気をつけつつですがお手伝いをしに行ってきました。
会場は京都にあります、陶板名画の庭という屋外美術館です。京都の北山にあるこの陶板名画の庭は建築家の安藤忠雄さんが設計された建物で、実寸大の絵画が展示されており、陶製の板に転写し焼成した絵画を展示しております。そのため変色や腐食などが起こることもなく、屋外でも問題なく鑑賞することができます。
ダヴィンチの最後の晩餐や、
ミケランジェロの最後の審判などが展示されております。(ほぼ原寸サイズです)
そんな場所でハロウィンイベントを行いました。
美術館でイベントできるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、屋外ということもあってよく利用されております。もしかしたら作品を鑑賞するだけでなく、様々なことに使えるよう屋外にしたのかもしれません。
イベント自体は例年より規模を縮小して入り口付近で行いましたが、屋外で行ったのでこのような時期には合っているのではないかなとも思ったりしました。
ハロウィンイベントなので皆さん、大人も子供もコスプレをして来てくださる方が多くいました。
今はこのような時期ですのであまりイベント事も出来なくなってきていますが、例年はハロウィンイベントだけでなくたくさんのイベントをこの美術館で行っており、美術館以外の使われ方もしています。
これは私の主観ですが、その場の用途を決めてしまうと(美術館なら美術館として使う、家だったら家として使うなど)使い方の視野が狭まるのではないかと思っております。
今でこそ、リビング、ダイニング、子供部屋、寝室など部屋ごとによって用途が分かれておりますが、昔の日本では、畳の部屋でご飯を食べて、くつろいで、布団を敷いて寝ていました。そこには多くのスペースは必要なく工夫して限られた場所を使っており、また家族もバラバラに暮らすことなく1つの場所に集まって暮らしていたそうです。
昔が良いとか、今が良くないということでなく、私はそのような何にでも使えるような場所があれば使い方に工夫する余地が生まれて面白いなと、このイベントを見て改めて感じました。
例えば、お客様に提案するときにも、そのような引き出しがあれば様々なパターンの提案が出来るでしょうし、このような感覚も持っていたいものです。