2021.06.15(火)

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岡崎市の工務店が良い家づくりのためにしていること【矩計から考える】~木の家設計作法-其の212~

家の全体計画を決定づけているのはプランの時に描く平面図だと思いますが、
家の詳細を決定づけているのは、私は矩計(かなばかり)図だと思っています。
矩計図は主には家の外部、内部、全ての高さ関係を決定する為の図面ですが、
そこでは、梁、桁の高さ、屋根の勾配、軒の高さ、
構造材の大きさと天井の関係などの家の高さのアウトラインを決めると同時に、
枠の高さなどの造作の高さ、窓の高さなどの詳細も決めていきます。


「うたう坂の家」(矩計図)

私はこの矩計図の作業を構造材の仮伏せ図を考えたら、実施設計の何よりも先に行います。
それもまずは手描きでじっくりと考えます。
手描きで描く意味としては、最初からミリ単位で考えるのではなく、
まずはその家の全体雰囲気やバランスを考えたいからです。
そのような作業を経ることで、少しでも、居心地の良い家、
街に馴染む見返り美人の家に近づくことができると信じています。


「うたう坂の家」(軒が深い家・ピアノがある家) 詳しくはこちら

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