岡崎市、豊田市、安城市で魅力的な家づくり【通して遮る】~木の家設計作法-其の241~
窓の選定と同時に考えなくてはならないのは、日射調節、または視線の遮る方法を選定するかです。
とかく後まわしにしてしまいがちですが、本来は設計時にしっかり検討し、住まい手に説明しておく必要があります。
なぜなら、後付けにして、住まいで任せにしてしまうと、納まりやデザインによって、
イメージと全然違うものがついてしまうこともあるからです。
住まい手の好みに合わせることも、決してダメではないのですが、あらかじめ要望を聞いた上で設計するのと、
何も考えないで、完成後に住まい手任せになるのとでは、全然違います。
障子など、先に建築的に取付けしまうこともありますが、その場合においても、
通風の取り方や景色の見方などの使い方は説明しておく必要があります。
視線を遮りながら、光を入れ、かつ風を通したい場合などは障子では工夫をしないと対応しきれないこともあるからです。
いずれにしても、窓の検討は、光や風を「通して遮るしくみ」の種類や納まりまで検討したいものです。
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