2024.11.23(土)

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【間取りではなく「場面」。】~木の家設計作法-其の490~

設計時多くの住まい手が、具体的な部屋の大きさで間取りを希望されます。

 

確かに機能的な広さは確かに必要ですが、

 

重要なのは「帖のリビング」ではなく、

 

その空間で、いつ、誰が、誰と、何をするか。ということだと思います。

 

 

例えば、キッチンおいて、昨今は対面キッチンがいいとおっしゃる方が多いと思いますが、

 

なぜ対面キッチンが良いのでしょうか。

 

多くの人は夕飯を作るときに家族と話したい。

 

またはお皿洗いのときに孤立したくない。などと答えるでしょう。

 

 

確かにそれも答えだと思いますが、

 

もう少し掘り下げて、「場面」で考えるとこうです。

 

夕食を作りながら、学校から帰ってダイニングテーブルに座って勉強している子供に話しかける。

 

そして顔を上げた子供の目を見て、「今日は学校どうだった?」と聞く。

 

そうすると子供は笑顔で、「今日学校で先生に褒められたよ」と話す。

 

このような何気ない日常の家族との会話や関わりが「場面」です。

 

そんな場面を思い浮かぶことができるうような、そんな間取りや空間づくりがしたいですね。

サン工房・スタジオ 代表:袴田英保

 

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