【語り継ぐ家】~木の家設計作法-其の362~
家は家族の歴史を語ってくれます。
それは特別な出来事ばかりではなく、日常のことも、思い出として刻んでくれます。
そしてその思い出は、家族それぞれの原風景となり、生きていく上での大きな心の財産となるのだと思います。
「いなかみち」の家 (濡れ縁がある家・周囲の環境を取り込む家) 詳しくはこちら
そんな思い出=原風景は住まい手により、または家により様々です。
昔、おじいちゃんがあの場所で薪割りをしていたね。
小さい頃は夏休みによく縁側で西瓜を食べたね。
兄弟で良く庭でキャッチボールしたよね。
などなど…
そしてそれらそれぞれの原風景はやがてご家族の歴史となっていきます。
「懐の家」(瓦の大屋根の家・土間がある家) 詳しくはこちら
このように、家には家族の歴史を語り継ぐ役割があると思います。
私たちは、住まい手が日々の生活の中で、思い出や原風景という場面づくりができ、
そして家族の歴史を刻み語り継ぐことができる「日本の家」づくりをこれからも目指していきたいと思います。
代表 袴田英保
「いなかみち」の家 (濡れ縁がある家・周囲の環境を取り込む家) 詳しくはこちら