【素材】システムキッチンと造作キッチンどっちがいい?~スタッフのひとりごと-其の161~
家づくりにかかるお金で占める割合が大きいのが、キッチン。
予算やご要望によってシステムキッチン、造作キッチンと内容は様々ですが、
実際のところどっちが良いのだろうと思い、それぞれにメリットデメリットをまとめてみましたのでご覧ください。
システムキッチンのメリット
システムキッチンのいいところは、大多数の人が使いやすいと思う仕様で考えられている点です。
「汚れにくさ」「掃除のしやすさ」などがシステムキッチンを選ぶ際の魅力の一つとしてあげられますね。
便利なパーツや設備、収納など、ショールームで実物をあらかじめ体感できることもオーダーでつくる造作キッチンとは異なる点です。
また、価格の幅が広くLIXIL、クリナップ、TOTOなどの大手メーカーから
憧れのキッチンハウスやクッチーナなどハイクラスなキッチンメーカーまで様々です。(ものによっては数百万超えのキッチンもあります)
予算の幅に合わせて選びやすく、工場生産で品質にばらつきがなく安定していることなど安心感がありますね。
多くの人に受け入れられる一方で、無難だけど、もう少し、ここがこうだったら使いやすいのに、逆にこれはいらないんじゃないか。という点が人によってでてくるのがデメリットです。
家は素材や使い勝手、ディティールにこだわったのに、キッチンだけ目立って落ち着かない、雰囲気にあわないということも、心地よさを重視して家づくりを行う人のなかには気になる人もいるかもしれませんね。
造作キッチンのメリット
映画や雑誌、SNSで見かけた素敵なキッチン、自分の暮らし勝手に合わせてキッチンを思いのまま作れるのがメリットです。
また住空間に似合うものでコーディネートできるので、キッチンの配置でプランが左右されない(見える場所にあってもお洒落、整って使える)のもいいですね。
オーダーとなるため決して安価ではありませんし、提案から打合せ、完成までにお時間もいただくことになりますが、予算や使い勝手に合わせて素材選びをすることで、憧れの大理石天板や木製天板のキッチンなど
水栓やシンクにいたるまでお好みのものをくみあわせてつくることができるので、
システムキッチンにはない自分だけのキッチンを手に入れることも可能です。
また20年から30年のタイミングで入れ替えることの多いシステムキッチンと異なり、
廃盤がないため、部品交換や痛んだ箇所の交換程度で、長く使い続けられることもメリットのひとつです。
システムキッチンと造作キッチンどっちがいい?
どちらにも一長一短あると思いますが、家の中でキッチンで過ごすことも多い主婦の私からすると、長い目で見て使い続けられる造作キッチンがいいなと思います。
掃除のしやすさは素材選びで解決できることですし、
収納も沢山しまえるより自分にちょうどいいサイズ感だから、物が増えすぎなくてよかったなと思うこともあります。
家の中でどこにお金をどのくらいかけるべきか、悩ましいところですが、
もし憧れの造作キッチン、我こそは…!という方がいらっしゃいましたらインテリア雑誌やSNSでみつけた画像など、家づくりに参考になる写真などお持ちいただき、ご相談ください。
スタッフ:ササキ