【疑問と理解】~職人からの目線 其の30~
こんにちは。
なかなか夏休みの自由研究をしない息子に、イライラしていた長谷川です。
よく思い出したら、自分はほぼ母親がやっていたことを思い出し、イライラが止まりました。
偉そうな父親でスミマセン。
自由研究の課題を息子と一緒に考えていて、普段何気なく使っている物がどのように作られ、どんな特徴があり、他にどんな使い方があるか調べる!
そんな案が出てきて、鉛筆や、のり、消しゴムなど普段使っていても、ただ使っているだけで、何も考えることなく使っていることに気付きます。
鉛筆はなぜ黒く付くのか?
消しゴムはなぜ消えるのか?
そんな疑問を、持つことなく何気なく使っています。
住宅においても、なぜ桧の柱を使っているのか?
なぜ、ここに釘を打つのか?など、常に疑問を持ちながら家を建てるのと、
何も考えないで建てるのでは、違いが生まれると思います。
物の本質を理解する
本質を理解して使わなければ、そのもの自体の性能を100%発揮させることは難しいです。
例えば、断熱材のグラスウールには、なぜフィルムを貼らなければならないのか?
知っていれば、少しでも破れたら危険と認知して塞ごうとする。
なぜ筋交いや耐力壁が必要なのか?なぜ建築金物を取り付けるのか?
本質を知っている職人が施工するのとしないのでは、違いが生まれます。
ですから、言われたことをやる!それだけでなく、本質を理解し、納得して施工する。
常に疑問を抱き続けて、答えを求めていきたいです。
建築における、私の自由研究のテーマは『いい家とは?』
一生かけて答えを出していきたいと思います。