【照明に一手間】~スタッフのひとりごと-其の132~
こんにちは。
知立市の【美夜月庵】では住設器機(トイレや洗面器)も取付けられ、
着々と完成に近づいております。
そんな中、まだ完了していなかった照明が完成しまして、
ほっとしている和出です。
先日、お施主様と照明の確認をしたというブログを上げさせていただきましたが、
1箇所だけ不十分なところがありました。
それがこちら↑、
和室のシーリングライトになります。
和室の天井に直接照明を取付けるのでは無く、
天井一部を凹まして、ボックス状にし、
そこにシーリングライトを取付けます。
取付の際は、
本来あった半透明状のカバーは取り外します。
カバーは、一般の電化製品が売っているお店でもよく見るお椀型とでもいうのでしょうか、
そのような形のカバーが取付いていました。
しかし、この和室には円や球などの形では無く、
正方形や長方形のような線の形が似合うと思い(竿縁が和室一直線に伸びていたり、細長くシャープなイメージを持つため)
その雰囲気に合うような形にしたいと思いカバーは取外してしまいました。
ではこのまま丸裸の照明を付けるのかといわれると、
決してそうではありません。
お気づきの方もいらっしゃったのではと思いますが、
この天井の凹み部分を隠すように乳白色のアクリルカバーを、
凹み部分のサイズにカットしてオーダーメイド寸法で取付けて完成となります。
それがこんな感じです↑。
和室の雰囲気を無理に崩すことなく、
自然に照明を隠せて、なお且つ明かりも取り入れられるものにしました。
出来上がってしまうと、
なんてことはない物にみえるかもしれませんが、
今回の現場は天井裏直ぐに梁が通っており、
ボックスを取付ける隙間が無かったのと、
照明を取付ける際、ちゃんと入るのか、
照明を取付けた後、アクリルは入るのか。
アクリルはどうやって入れるのかなど、
意外と考えなければいけないことがありまして、
大工さん、電気屋さんと打合せをしながら、
何とか完成することが出来たものになります。
なんてことはないように見えても、
実は手間が掛かっているものが割とあったりするので、
皆さんの身近な物も、意識して見てみると、
意外とそのような物があるかもしれないですよ。(笑)