【木製のサッシ】~新米設計士のひとりごと-其の28~
こんにちは。
本日、愛知県稲沢市【和敬静寂の家】で木製サッシの搬入のお手伝いをした和出(わで)です。
木製サッシと聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?
私は本物の木でつくっているサッシは自然な味わいが出てくるので単純に素敵でカッコイイと思ってしまいます。
サン工房ではよくヘーベシーベと呼ばれる種類の木製サッシを取付けております。
ヘーベシーベとは引戸が持ち上がってスライドする種類のサッシを言います。
鍵はレバーハンドルになっており、
ハンドルを上げるとサッシが持ち上がりスライドできるようになります。
逆にハンドルを下げるとサッシも下がり固定されるように出来ています。
因みに、固定された状態では、
気密性能も他の木製サッシと比べてヘーベシーベは高くなっており、
木を使った見た目の意匠面だけでなく機能面も良い性能となっております。
また、以外と思われるかもしれませんが、
アルミ製サッシや樹脂製サッシと比べても火に強いといった特徴もあります。
確かに木製なので燃えやすく思えるかもしれませんが実際のところは違います。
確かにアルミ製サッシや樹脂製サッシは燃え辛いですが、その代わり溶けてしまいます。
火災になったときは1000度前後の熱さになることも多々あるそうですが、
樹脂等は600度前後で溶けてしまいます。
対して、木製の場合、
火災が収まった後、表面は炭化してしまいますが、
よく柱などは炭化したまま立ち続けている事も多いです。
これは柱の芯まで炭化せず、表面だけしか影響を受けていない証です。
このように火災などにも強い木製サッシですが、
サン工房スタジオではよく使ってきました。
因みに今月13日(日)に築半年見学会が行われる、
愛知県刈谷市【燕居の家】でも木製サッシを使用しております。
最近は、専らアルミ製サッシや樹脂製サッシが増えてきて、
なかなか木製サッシに出会える機会が無いように思えます。
見学会に参加出来るこの機会に木製サッシを体感してみてはいかがでしょうか。
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また、ルームツアーもユーチューブにて載せております。
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