【明日建前】~新米設計士のひとりごと-其の58~
こんにちは。
最近暑いですね、しか言っていないような気がする和出です。
ただ本当に暑いのでしかたないですよね。(笑)
さて、そんな暑い中、
明日から愛知県岡崎市にて建前が始まります。
今でこそ、木材の機械加工(プレカット)が一般化する時代になりましたが、
昔の建前というのは一棟一棟、手刻みで大工さんが一から加工して行っていましたので、
お施主様からするとおめでたい日な一方、
大工さんからすると、「大丈夫かな?合っているかな?」と不安になる行事だったそうです。
だからこそ、建前が無事終わると大工集で集まって宴会をしたりしてたというお話を聞いたりします。
ただそれは刻み作業に限った話では無く、
現場監理の方も建前に合わせて、現場の段取りをし、
足場を建てたり、材料の入れるタイミングを考えたり、
大工さんもどういう流れで誰が木を組んでいくか、
この人はこの作業、あの人はあの作業と一人一人役割を与えて指示します。
そんなようなことを考えるのでいつも以上に真剣になります。
建前は自分だけで無く多くの大工さんが一斉に作業をしますので、
一人一人をあそばせないよう(やることが無い状態をつくらないよう)段取りよくやっていきます。
だから、スムーズに建前が進むと現場監理の方も大工さんもとても安心すると思います。
私も安心します。
できる限りスムーズに建前を進めるためには事前準備が9割と言っていた大工さんがいましたが
その意味が段々分かるようになってきました。
サン工房スタジオとしても、大工さんがスムーズに作業を進められ、
スムーズに進むことで、作業効率が上がり、
作業効率が上がることで、パフォーマンスも上がり、
ひいては、お客さんにクオリティーの高い住宅に住んでいただけるように
動いていかなければいけません。