【新旧】~職人からの目線 其の34~
こんにちは。
いよいよ、土台据えが今週末に迫っている長谷川です。
プレカットではないので、手直しが必要な場合に備えて、刻み道具を準備していこうと思っています。それらを使わないことがベストなのですが、お守り代わりに…
プレカットが増えていると同時に、刻むための道具が売れないため、生産中止になり値段高騰になっています。
なかなか手に入らなくなった工具や、すでに修理部品が無くなり、壊れたら終わりの物もあります。
手加工でも、昔ながらのノコギリや鑿(ノミ)ですべて仕上げることはなく、時代と共に電動工具を効率よく使いこなし、スピードアップしています。
今回、新しく購入した工具を新しい使い方にすることで、生産中止になりそうな古い工具の代替えになりました。
工具メーカーは、新しい工具を次から次へと発売していきます。
使う職人も、それらを選定し、自分の仕事に合わせた使い方を考えて購入することが大事だと感じます。
時代と共に失われていくものがある中で、大工技術も求められることが変わっていくからこそ、受け継ぐと同時に進化していかなければなりません。
今回の刻み工事には、新しい試みを何個か入れてみました。
もちろん、強度と本質を保ったうえでの試み
まずは土台据えで確認していきたいと思います。