2025.12.13(土)

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【平屋のすすめ①】~木の家設計作法-其の545~

もし、敷地が少しだけ余裕が有れば、平屋を検討してみるのも良いでしょう。

平屋には2階建てでは得られない“暮らしの質”がたくさんあります。

単なる流行ではなく、実際に住んでからの満足度が高い理由がいくつも感じることができると思います。

西尾市で高性能な和モダン住宅/サン工房・スタジオ

1. 生活動線が圧倒的にシンプル

  • 上下移動がないため、家事も移動もラク。

  • 洗濯 → 干す → しまう が同じフロアで完結。

  • 将来のバリアフリーにも自然に対応。

2. 家族の気配が自然につながる

  • 平屋は“どこにいても家族を感じられる”構成にしやすい。

  • 子育て期は安心感が高く、巣立ち後も無駄が少ない。

  • 扉の開け閉めや階段で隔離されにくいのでコミュニケーションが増える。

3. 構造的に安定しやすい

  • 階がないぶん、重心が低く耐震性も有利。

  • 大開口や広いLDKでも構造計画がしやすい。

  • メンテナンス箇所が少ない=長期的なコストも抑えられる。

4. 屋根と外とつながる“縁側的”な暮らしがつくりやすい

  • 軒を深く出し、庭とつながる計画がしやすい。

  • 季節の変化を心地よく取り込める。

  • 採光・通風の調整が2階建てより自然。

5. 将来の間取り変更がしやすい

  • ワンフロアなのでリノベや用途変更が容易。

  • 子ども室を広くしたり、趣味室に転用したり柔軟。

6. 安全性が高い

  • 階段事故がない。

  • 火事・災害時の避難経路が単純。

  • 高齢期でも住み続けられる“終の住処”になりやすい。

7. デメリットと対策

● 敷地の広さが必要

→ 中庭・コの字・L字などで“広さを感じる”計画が可能。

● プライバシーが取りにくい

→ 玄関位置や庭の配置、袖壁・ルーバーで解決。

● コストがやや上がる場合

→ 屋根・基礎が大きくなるため。ただし、長期的には維持費が下がり総合では有利になることも多い。

◆ 平屋はこんな人に向いている

  • 「暮らしやすさ」を最優先にしたい

  • 家族と自然な距離感で暮らしたい

  • 老後も同じ家で過ごしたい

  • 開放感・庭とのつながりを大切にしたい

  • 無垢材や自然素材の“経年変化”を楽しむ家にしたい

 

 

平屋でも計画できるかどうかは、ご提案の際はほとんどの家で検討はしております。

・どんな敷地か(広さ、形、周囲の環境)

・家族構成

・暮らしのイメージ

などを教えていただければ、あなたに合った「平屋の具体的なプランの考え方」も作りますのでご希望があれば遠慮なくおっしゃってください。

 

サン工房・スタジオ代表:袴田英保


「舘山寺の長屋~5年後~」(方形の平屋・完全分離型二世帯住宅) 詳しくはこちら

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